Googleクラスルーム、「授業」でできることってなに?
Googleクラスルームを使ってクラスの管理を2年以上続けているK-Boです。
Googleクラスルームは使いこなせば学習管理だけでなく時間の節約にも貢献するとても便利なシステムです。
機能をたくさん備えているので慣れるまでとっつきにくいと感じるかもしれませんね。
課題を作ろうと「授業」で「+作成」クリックしたら選択肢がたくさんあってびっくりしていませんか?それぞれの選択肢とその使い方についてみていきましょう。
「授業」ってなに?
「授業」はGoogleクラスルームの要です。生徒に課題を配布する場所であり、課題を回収する場所でもあります。課題に限らず授業で使う資料を生徒と共有することも可能です。
配布と回収を行うだけで実際に配布物は回収したものを保管する場所ではないことを理解しておきましょう。保管はクラスを作るのに利用しているアカウントのGoogleドライブに作られる専用のフォルダーで行われます。このフォルダーに保管され、シェアされた課題や資料はそのクラスに所属している教員と生徒全員がアクセスできます。
「授業」の画面にアクアセスするにはクラスの画面上部にある四つのタブから「授業」をクリックしよう。
「+作成」でなにが作れる?
「授業」画面に入ると色がついた「+作成」ボタンが画面の左上でかなり目立っています。クリックすると次の6つの選択肢が現れるので作りたい配布物に応じた選択肢をクリックしましょう。
- 課題:生徒に提出してもらう課題。様々なフアプリで作成したファイル利用が可能。
- テスト付きの課題:Googleフォームを使った課題。
- 質問:掲示板に似たコミュニケーションが可能。先生が出した質問(課題)に生徒が直接記入することで回答。
- 資料:回収を必要としないファイルを配布可能。
- 投稿を再利用:以前作成した課題の複製を作成。
- トピック:Googleドライブのフォルダのように課題を整理するための見出し
それぞれの課題をどのように使えるかを見ていきましょう。
「課題」ってなに?
「課題」は生徒の学習を促したり学習の成果を確認するためのワークシートを生徒と共有するための入れものです。ワークシートだけでなく、ワークシートをやるために必要な参考資料も一緒にまとめておくことができます。(参考:「課題」はどうやって作るの?)
私の英語の授業ではライティングのワークシートをGoogleドキュメントで作成し「課題」として生徒と共有しています。生徒から提出されたワークシートは採点と添削をし生徒に返却します。
課題に対する評価は「採点」で管理できます。
全てがGoogleクラスルームで完結するのでペーパーレスで授業が行えるところが気に入っています。
「テスト付き課題」ってなに?
「テスト付き課題」は名前にテストと入っているから少しイカツイ感じがするけど基本的にはただの「課題」です。違いは「テスト付き課題」をクリックすると自動的に新規のGoogleフォームが作成されることです。
Googleフォームを使うことの利点は3つあります。
- 自動採点:設定すれば生徒が課題を提出すれば採点してくれます。
- 結果要約:クラス全体としての結果を集約してくれること。グループの理解度を確認するのに便利。
- 成績のインポート:Googleフォームが行なった採点結果をボタン一つでクラスルームの成績にインポートできる。
私は英単語クイズを行うのに使っています。英単語クイズなどの小テストで生徒が苦戦している問題がどれなのか一目でわかるのが便利です。
「質問」ってなに?
先生が質問を書き、生徒が答える。至って単純なシステムです。質問は記述式、選択問題のどちらかで設定できます。「課題」や「テスト付き課題」と違って生徒が他の生徒の回答を見ることができるのが特徴です。(参考:Googleクラスルームで「質問」はどうやって使うの?)
例えばYouTubeのリンクを準備し、そのビデオのテーマに賛成か反対かを述べさせることで議論してもらうことができます。
「資料」ってなに?
生徒に提出義務のない配布物と考えるとわかりやすいかと思います。 (参考:Googleクラスルームで「資料」はどうやって作るの?)
私はシラバスを資料として授業毎に配布しています。
また、各課題に添付しているYouTubeビデオのリンクをリンク集としてまとめ、資料として配布もします。生徒は授業で扱ったビデオを後日復習するのにこのリンク集は便利だと言っています。
「投稿を再利用」ってなに?
「投稿の再利用」を使うと「+作成」で作られた課題などは全てコピー版を作れます。そのクラスに存在する課題だけでなく自分が先生として参加しているクラス全てに存在する課題・テスト付き課題・資料・質問、全部です。例え違う先生が作った課題だったとしても、学期が違ってもです。
前年度と同じ課題を新しい生徒にやってもらいたい時などは便利な機能です。
「トピック」ってなに?
「トピック」はクラスルームの「授業」で使う見出しです。
生徒にとってわかりやすい見出しを作ってあげるといいですね。(参考:Googleクラスルーム、「トピック」を使って「授業」を整理しよう)
課題の種類ごとにトピックでまとめたり、トピックを日付にしてその日に配布するものだけをまとめる方法もあるかと思います。
最後に
Googleクラスルームは使い方に一つの正解があるわけではないと思います。クラスを上手に運営するのにどう使うのが生徒にとって、また自分にとって一番便利かを考えましょう。
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